見え消し

見え消し

法令改正の案を作成する場合に、元の文章に(主に赤字で)取り消し線*1を引いたり、追加する字句を記入したりすること、又は、それらが記入された書類そのもの。 

取り消し線は引かれているが、消された元の字句は見えるので、「見え消し」と呼ばれる。

 

法令改正の場合、見え消しで検討→新旧対照表→改め文 の順に作られるのが通常(と思う。)。*2

 

法令改正案の資料としては、新旧対照表が使われることが多いが、どこをどう変えたのか、一番直感的に分かるのは見え消しのものである。元の文言もインラインで読めるし、何しろ、色がついているのだ。

見え消しをする場合、印刷物に対し手書きで赤を入れる場合が多いが、Wordで行えば例えば次のようになる。


国の資料としても、見え消しのものが作成・公開されている。

例:[PDF]基礎研究強化に向けて講ずべき長期的方策について[見え消し修正版]-内閣府 その他見え消し site:go.jp - Google 検索

  

Wordだと「変更履歴の記録」、一太郎だと「添削」という機能で、「見え消し」的なものを簡単に作れるが、ファイルを渡す相手がこの機能を理解してないことがあったり、校正者のIDが入ったりと不都合もあるので、結局、通常の取り消し線を設定することが多い。

 

なお「見え消し」する方法自体には特に決まりは無い。取り消し線を二重線にしたり、追記する箇所には下線を引いたりすると、見やすくなり、白黒印刷でも読みやすくなる。

 

見え消しを元に法令改正の案を作成する流れは、次の書籍で説明されている。*3 

 rakuten:hmvjapan:11522018

外部記事

 

 

 

*1:公用文の場合、送り仮名を省いて「取消線」と表記すべきか。

*2:最近は見え消し作業を元に新旧対照表や改め文を自動作成するシステムがある。じょうれいくん D1 Law / assist

*3:自治体向けの書籍なのでいわゆる「例規」についての解説ではあるが。